無職屋

自由人の徒然

直火式モカコーヒー

あまりお金のない俺の道楽は限られるのだが、その中に珈琲道楽がある。

もともとはマキネッタの愛用から始まりハンドドリップに至った。

 

火にかけるマキネッタと違いハンドドリップは技量を磨かねばなるのと猛暑が続いたせいでハンドドリップで淹れることが多かったが、暑さがひと段落してまたマキネッタを使い始めた。

 

使用を再開した理由は暑さだけではない。

コーヒー豆は駅近くの南蛮屋で買うことが多いのだが、ドリップに夢中でマキネッタで南蛮屋の豆を使う機会がなかったが先日試してみた。暑さの落ち着きと少し違うものが飲みたくもなっていたのかもしれない。

 

南蛮屋の豆は煎りの深さに関わらずどれも後味がスッキリしている。

その特徴がマキネッタで淹れるモカコーヒーでも見事に出ていてとても美味しかったのだ。

以前、冬によく飲んでいたころ使っていた豆で淹れるともっと濃く後味にも苦みと旨みが残るエスプレッソと遜色ないものだで甘いホットココアやラテを飲むのに近い感覚で飲めてそれはそれで美味しかった。

 

しかし、南蛮屋のものは残暑に相応しいスッキリさで甘味を少し加えるとビターな中に上品な甘さと軽さ、チョコレートと合わせるとビターさとスッキリさが口の中で2度美味しい。

 

少し物足りなさを感じる南蛮屋の豆だったがベストの1つを見つけた気持ちで嬉しい。

そしてベストと思わせる珈琲のあるお茶の時間は幸せだ。